体温を上げる「体温を高める5つの方法」

体温

免疫力をアップするために、日常生活の習慣として何か実践していることはありますか。

わたしはちょっとしたことですぐ風邪をひいたり、毎年のようにインフルエンザを発症したり、すぐ病気になるとぼやいている話を、あなたのまわりで耳にしたことはありませんか。

また職場でも新型コロナウイルスの職場第一号になりたくないと戦々恐々としている方はおられませんか。

そのような方に読んでいただければと思います。

Contents

「免疫力をアップする5つの方法」

1.ストレスとの上手な付き合い方

2.心地よい睡眠のとり方

3.適度な運動をおこなう

4.体温の上げ方

5.バランスの良い食事


今回は、免疫力をアップするための体温の上げ方についてご紹介したいと思います。

④体温の上げ方

皆さんは、自分の体温の平均温度である平熱を知っていますか。

新型コロナウイルスの影響で、出社する前に体温報告を義務づけている会社も多いことと思います。昔と違って、体温が低くなっていると感じたことはありませんか。

免疫力は体温と大きく影響しており、体温が低下すると免疫力も大きく低下します。

低体温の原因は、エアコンのあたり過ぎ、冷たいものの摂りすぎ、人間関係などのストレス、運動不足による熱を生み出す体質機能の低下などが影響しています。

昔は37度近くの平熱な方が多かったが、最近は36度前半、35度台の人も珍しくありません。

それではどのようにしたら平均体温を上げることができるのでしょう。

お風呂にはいって体温を上げる

一番良いのは運動を習慣化して基礎体力をつけることをおすすめしますが、仕事などの忙しさによりなかなか実行できていない人は多いことでしょう。

一番簡単にできることは、あなたが習慣化しているお風呂にはいることです。

お風呂にはいらない人はいないでしょう。

熱が不足しているのだから、外から熱をもらえばからだは温まります。

お風呂(湯舟)に入って、お湯から熱をもらい体温を上げて、免疫力を高めて健康になっていきましょう。

本サイトでは、体温を上げるお風呂の入り方などを紹介していきます。

お風呂の入り方

免層疫力を上げるには、熱ショックタンパク質(ヒートショックプロテイン:HSP)が重要であることが、研究で明らかになっています。

熱ショックタンパク質(HSP)とは、細胞が熱、化学物質、虚血などのストレスにさらされた際に発現が上昇して細胞を保護するタンパク質の一群です。

具体的には、しおれたレタスが50度のお湯にしばらくつけておくと、シャキッとよみがえることをご存じな方も多いと思います。

HSPを研究されている愛知医科大学の伊藤要子先生が提唱するHSP入浴法をご紹介します。

HSP入浴法

<準備>
1.バスタオルは脱衣所のすぐ取れるところに置く

2.汗が出にくい人、のぼせやすい人は入浴前に常温の水分補給をしっかりしておく

3.浴室の床タイルにかけ湯をする

4.床タイルにかけ湯をしたり、湯舟の蓋を取り、浴室を温める※高齢者は特に注意。足、手、からだと心臓から遠いところからかけ湯をする

5.浴槽には足、手、からだと心臓から遠いところから浸かる

6.お湯が冷めないように、湯舟の蓋をからだの近くまで覆うようにして、湯舟の熱が逃げないようにする(夏場は蓋をしなくても良い

※お風呂の中に持ち込むものとして、タオル、常温の飲み物、体温計(舌下で測る:飲み物を飲んですぐは温度が下がる)、防水時計、リラックスができる音楽が聴けるものがあれば便利

7.肩まで浸かる


<湯温と入浴>

湯温と入浴時間の基本

・42℃で10分

・41℃で15分

・40℃で20分(入浴剤などを使用している場合は15分 無機塩を含んだ炭酸ガスが血行を良くする)

※高齢者、体力のない方などは40℃の半身浴からはじめて、少しずつ長く慣らしていけば良い

※みぞおちから下の半身浴の場合は、3~5分長めに入浴する。

8.体温測定/37℃前後~38℃になっている

熱くて湯舟から出たいなと思ったら無理をしないで、自分のペースですすめてください

湯舟で顔を洗ったり、歯を磨いたり、入浴剤やアロマ、湯舟でのマッサージ、リラックスする音楽をかけるなどして、無理せず入浴を楽しんでほしい

<入浴後の保温>

熱い風呂からでたら、冷房のある部屋で冷たい飲み物を飲みたいところだが、10~15分ほど少し我慢してください

せっかくお風呂にはいったのに大量な汗が出ると思うかもしれないが、体温調節の匂いのないサロッとした汗なので、タオルで拭き取れば大丈夫です

気になる方は保温終了後にサッとシャワーを浴びてください

□夏の場合
1.入浴後、浴室内で水気をとる

※からだが濡れたままだと気化熱を奪われる

2.服を着て保湿する

※部屋の温度が27℃以上であれば、下着(Tシャツ・パンツ)バスタオルなどをかけて10~15分休憩する

※大量な汗が出るので、必ず常温の水分を補給する(体温が37℃より下がりそうな時は温かい生姜湯などで飲む


□冬の場合

1.入浴後、浴室内で水気をとる

※からだが濡れたままだと気化熱を奪われる

2.部屋を温めて保湿する

※できればエアコン、ストーブなどで、部屋の温度20℃程度に設定して衣服で保温する(靴下も履く)10~15分休憩する

※大量な汗が出るので、必ず常温の水分を補給する

※塩分を含み浸透圧の調整もできているスポーツドリンクなども有効的である

※保温が終われば、汗を拭いて着替える

HSP入浴法の頻度

HSP入浴法は毎日実行しなくても大丈夫です。

一週間ぐらいで元の状態に戻るので、例えば水曜日と土曜日とか週に2日ほどで間隔をあけておこなうことをおすすめします。

3カ月ぐらい経った頃に耐性が起こって、からだが加温のことを忘れて効果がなくなってしまう時期があります。

その時は思い切って、HSP入浴法を一~二週間ほど中止してみましょう。

免疫力もアップして、とても心地よい元気で健康なからだを維持することができます。

ぜひあなたも試してみましょう。


他にも関連記事として

免疫力を高めるためには体温を上げること


免疫力を高める食事を維持する献立は、日々厳しいと感じられる方もおられると思います。

そのようなときは、新型コロナウイルス対策で、武漢の病院でも処方されている漢方の田七人参をサプリメントにしてとりやすくした、有機栽培・無農薬の「白井田七」で、手軽にとることもおすすめします。

松本哲也

大学を卒業後、広告会社30年間勤務。営業、制作、業務管理の取締役を経て退職。2012年に有機栽培&無農薬の田七人参「田七堂」、免疫力研究センターを設立。事業のかたわら、整骨院・整体師として年間2000人の施術をおこないつつ、人々のからだとむきあう。その後、からだだけのアプローチでは健康にはなれないと悟り、心理カウンセラーとしてこころへのアプローチをおこなう。有機栽培&無農薬の田七人参の大いなる自然のパワーに惹かれ、こころとからだと自然の完全なる調和を目指して活動を実行中。

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