免疫力を高める方法

免疫力を高める方法について

◎免疫力とは

私たちは、病原菌やウイルスなどに脅かされながら生きています。
もし、免疫がなければ、地球上の生物は存在をしていないでしょう。
免疫力とは「病を免れる力」。
ウイルスと病原菌からからだを守りきる「抵抗力」です。
人が生きるために必要なものです。
一度病気にかかると、同じ病気にはかからない免疫や抵抗により、私たちのからだは守られています。
新型コロナウイルスやインフルエンザなどの病原菌、ウイルスからからだを守ってもらうためには免疫がとても大事。
免疫を高めるためには、からだの約7割の免疫細胞をもっている腸、特に小腸の絨毛(じゅうもう)を活性化する必要があります。
免疫機能をつかさどるリンパ球の一種である「ナチュラルキラー細胞」を活性化して、ウイルスや細菌からからだを守っていくのです。

◎免疫の仕組み

ウイルスや細菌からからだを守ってくれる免疫の防御の仕組みに「粘膜免疫」と「全身免疫」があります。

「粘膜免疫」

口、鼻、目、腸、尿路、膣など、細菌やウイルスなどの病原体がからだの中に入ってくるときの最初の侵入を防ぐ第一段階の役割をもっています。
異物が粘膜からからだの中に入るのを防ぎ、からだの外に出して感染を防ぎます。

「全身免疫」

病原体が「粘膜免疫」を通過してからだの中に侵入し、増殖したことを「感染」と呼びます。
第二段階の「全身免疫」として、からだの中に入ってきた細菌やウイルスを捕まえて、排除しようと働きます。
からだの中では、古い細胞から新しい細胞へ入れ替わる準備として「細胞分裂」が起こっています。
「細胞分裂」の際に、異常な細胞が発生することがあり、これが増殖したのが「がん」です。
からだの中に生まれた「がん細胞」などを攻撃するのも「全身免疫」の役割です。

「全身免疫」には「自然免疫」と「獲得免疫」がある

「粘膜免疫」を通過して、からだの中に病原体が発生して侵入してきたら、次は「全身免疫」の役割です。
「全身免疫」には「自然免疫」と「獲得免疫」の2つの種類があります。
生まれたときから備わっている「自然免疫」と、後天的に身につく「獲得免疫」です。
免疫といえばインフルエンザやウイルスなどの細菌を攻撃し、病気の発生を防いでくれる「獲得免疫」に注目が集まりがちですが、
「獲得免疫」が働くためには「自然免疫」の力が欠かせません。


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