免疫のしくみの優劣を決める「マクロファージ」

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「マクロファージ」が免疫の鍵になる。

① からだの中に侵入した細菌を食べる「マクロファージ」

「自然免疫」の中心的役割が「マクロファージ」と呼ばれ、免疫のしくみの優劣を決める中心的役割をおこなっています。

「マクロファージ」とは「マクロ=大きい」と「ファージ=食べる」を意味します。
まずは、からだの中に侵入したウイルスや細菌を食べ、「獲得免疫」で情報伝達、攻撃、攻撃制御を担当し、からだの中に侵入した病原体に抵抗してくれる「T細胞」、「自然免疫」だけでは処理できなかった病原体の特徴を記憶して、有効な武器である抗体を作り出して攻撃をしかけてくれる「B細胞」が有益に働いてくれます。
その「T細胞」や「B細胞」に頼る前に、「マクロファージ」は自分でできることは自分で処理をしていきます。

からだの中の酸化した脂質、変色したたんぱく質などの老廃物、がん細胞など、からだの中にある不要なものをすべて食べつくしてくれます。

➁役目を終えた細胞の死骸を除去する「マクロファージ」

「マクロファージ」は、役目を終えた細胞の死骸などの異物の除去の役割をもっています。
その異物を取り除かなければ、からだの中はゴミであふれ、さまざまな病気を引き起こしてしまいます。

からだの臓器や器官などあらゆるところに存在する「マクロファージ」がいなければ、生きていくことさえできません。

「マクロファージ」をつくりだす「サポニン」成分

① 「サポニン」を多く含む「田七人参」

免疫力をアップするためにかかせない「マクロファージ」をつくりだすものとして、「サポニン」成分があげられます。
「サポニン」は中国の漢方薬として有名な「田七人参」に多く含まれ、中国雲南省などの高い山に生息し、7年ぐらいかけて大地の栄養をすべて吸収し、「田七人参」を収穫した後は、その土地には雑草も生えないぐらい大地のエネルギーを「田七人参」は吸収し、凄いパワーをもっています。
「田七人参」に多く含まれている「サポニン」は、免疫細胞の最前線で働いてくれている「マクロファージ」を活性化して、抗体の産出を増強することが立証されています。

➁新型コロナウイルスに威力を発揮する漢方「田七人参」

「サポニン」は免疫力をアップする働きがあるので、インフルエンザや風邪などがひきにくくなり、がん細胞の抑制にまで効果があることが明らかになっています。

最近では中国・武漢市の新型コロナウイルスの対策として、入院中の軽中度患者や感染の疑いのある者について、漢方製剤の田七人参(≒三七人参)を処方しているとのことです。
ベトナム戦争時も、田七人参を兵士の傷口へ処方するなどして優れた効果を発揮しています。

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