睡眠の質を高める

深い眠りの90分

免疫力が働きもっとも深く良い睡眠になっているのが、眠りにはいって90分だと言われています。
この90分に自然治癒力を高め、免疫力をアップする成長ホルモンが多く分泌されます。
そうなるための前日の生活がどうだったかによって、深い眠りにつけるかどうかが決まります。
翌日目覚めた時に、スッキリ起きることができ、疲れがとれ、前日のストレスをひきずっていないかどうかです。

レム睡眠とノンレム睡眠

眠りには、レム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)の2種類が存在します。
ノンレム睡眠(深い眠り)の時は、からだは寝かえりなどで筋肉は緊張しますが、逆に脳が休まり疲れがとれていきます。

寝ている時は、レム睡眠とノンレム睡眠の2種類が90分おきの周期で発生しています。
レム睡眠時は、心拍は乱れ早く、呼吸は浅く早くなり、血圧も上昇し変動が大きくなり、目覚めさせようとします。

ノンレム睡眠時は、脳は休まり、逆にからだは緊張状態になりますが、疲労回復にむけて安静状態にはいります。

この睡眠サイクルをしっかりコントロールできれば、睡眠の質もよくなり免疫力も高まってきます。
最初の90分の睡眠の質が高ければ、残りの睡眠も良質になっていきます。
最初の90分をしっかり深く眠ることです。

レム睡眠は眠りが浅いため、少しの物音で起きてしまい、尿意なども感じ夜間にトイレにいきたくなります。

またレム睡眠は、最近の研究で記憶にも大きくかかわり、ノンレム睡眠時に出る「徐波」と呼ばれる脳波を生じやすく、学習や記憶形成を促すと考えられています。
レム睡眠時に発生するθ波と呼ばれる脳波も、脳の海馬と呼ばれる部分でつくられ、記憶形成に重要な役割をもっています。

就寝前の習慣を見直し、ノンレム睡眠時に質の高い深い眠りで免疫力を高め、レム睡眠時に起床する時間をコントロールできれば、良い睡眠をとることができるでしょう。

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